初戦の強豪オーストラリアに1点差で惜敗した日本代表
予選ラウンド2戦目は2019年大会で6位入賞の中国(2022年大会は不出場)が相手
前回大会に出てない事や筆者自身が情報を持っておらず戦力は未知数
ちなみに中国の初戦はタイと戦い、63-49と快勝している
日本は是が非でも勝利を勝ち取り、次戦に繋がる試合になってほしい
- “未知数”中国との戦評
- 怒涛のオフェンス
- ベンチメンバー古澤、村上、伊藤の躍動
- キャプテン川原のスーパーショット
今大会を優勝するとパリパラリンピックへの切符が手に入るため日本は是が非でも勝ち取りたい!!
“未知数”中国との戦評
チームスタッツ(ベーシック・4Factor)
個人スタッツ
スタッツリーダー/日本のショットチャート
所感
やりました!勝ちました!
パリへの道が一歩進みました!AOC初白星☆
何より車いすバスケファンとして嬉しいのが日本代表選手が全員出場して勝ち切ったこと
全員バスケを体現しましたね
その中で、1番に感じたことは、どの選手が出てもディフェンスの強度が落ちないと言うこと
各選手にとって若干のスピードの違いや高さなど特性は違うけれどもチームとしてやる事がとても明確になっていて浸透している印象を受けました
特に2on2Defのボールマンに対してジャンプアップした後のトリプルスイッチもしくは、4thスイッチの練度がとても高い
スイッチのタイミング、ヘルプポジションの取り方、視野の確保、ヘルプスピード、スレットの共通理解などなど挙げたらキリがない
何より状況判断が素晴らしい
某牛丼屋のキャッチコピーではないけれども…
“早い” ”うまい” ”すごい”
とにかく全員バスケで攻めて、守って勝ち切った試合でした。
怒涛のオフェンス
開始直後、固いディフェンスから素早いオフェンスへ転じる日本のトランジションバスケ
徹底的にプレッシャーをかけて簡単にオフェンスをさせない
ボールマンにジャンプアップしてピックにかかったとしても、すぐにトリプルスイッチや逆サイドからの4thスイッチで相手のアドバンテージを帳消しにする高い遂行度に脱帽
序盤から日本のバスケで約8分間で15 – 0のランを展開
1Qはスコアだけ見るとワンサイドゲームといった形になり、上々の立ち上がり
ベンチメンバー古澤、村上、伊藤の躍動
初戦の強豪オーストラリアとの戦いに惜しくも出番のなかった3人
ゲームプラン的な考えか、状態を考慮しての判断かは京谷HCしかわからないが第2戦は2Qにコートイン
積極的にドリブルドライブでゴールを狙う村上
速さとクイックネスを活かしてクロスやピックなどでチャンスメイクをする伊藤
ハンドラーとしてボールコントロールしながら得意なロングレンジショットを狙う古澤
三者三様の特徴を表現していたが、まだ表現しきれていない選手が古澤だと感じた
所属クラブチームやこれまでの日本代表でも救ってきたロングレンジのショットが不調な印象を受けた
限られたプレータイムでアシスト7本とハンドラーとして味方を生かすプレーを随所に見せつけたが
得点面は4得点に留まった
今後の試合でショットの復調に期待するのと、きっとプレスディフェンスの時に得意のスティールでゴールを量産してくれるだろうと期待を寄せる
キャプテン川原のスーパーショット
4Qに魅せた、ピックからロールインして相手ハイポインターを潜った後に鮮やかなレイバックショットを決めるスーパープレー
代表クラスではあるがローポインターであり、特に1点台の選手がこれをやる事がどんなに大変だろうか
パスを受けて相手をかわして、ゴールを背にした状態でのショット
このショットを見たときに、東京パラ準決勝イギリス戦でも川原の鮮やかなショットを思い出した
その時の映像がこれ⇩